二つの八朔祭り

八朔とは旧暦の8月1日(八月朔日)のことで、この日に行われている祭りであることから「八朔祭り」と言われています。八朔祭りは全国にあり、明治改暦以降は1月遅れで9月1日に行われているところが多いようです。そもそもなぜこの時期に祭りが行われているかですが、八朔は二百十日(にひゃくとおか)や二百二十日(にひゃくはつか)と共に、農家の三大厄日とされており、この日には台風など強い風が吹き、農作物が甚大な被害を受けることが多いことから、風害を回避し無事実りの秋を迎えられるようにとの理由が多いようです。また八朔祭りという名でなくとも、この二百十日や二百二十日前後に、美浜町には「百灯」や「五百灯」など、風除けや豊作を祈願する行事が多く行われています。

美浜町には二つの八朔祭りがあり、一つは山で行われれる新庄の八朔祭り、もう一つは海で行われる日向(ひるが)の八朔祭りです。

 

奇祭!新庄の八朔祭り

泣き相撲!日向(ひるが)の八朔祭り